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埼玉県さいたま市 ohajime’s blog

埼玉県さいたま市在住のohajimeが日常と近所の情報を書き連ねます

【本】デービット・アトキンソン 新・所得倍増論

 ジャック・リーチャーで熱くなった後は、クリスマスプレゼントに買ってもらった、「新・所得倍増論」を読みました。

デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論

デービッド・アトキンソン 新・所得倍増論

 

 

デービット・アトキンソン 新・観光立国論

ゴールドマン・サックスのアナリストの方の著書。日本在住30年ほどのイギリスの方で、なぜだか文化財の補修をしている会社の代表をしていらっしゃる異色の経歴の方だです。

一昨年(2015年)だったと思うけど、「新・観光立国論」って本も書かれていて、この本もとても面白かった。日本という国の価値を高める方法として、海外からの観光客の誘致を推奨されていた。

日本人では少子化・高齢化で労働人口の減少が進んでおり、現在の国体を維持していくには移民を受け入れて人口を維持する必要性に迫られている…。ただし、日本は外国人に対するアレルギーが強いので、移民なんて受け入れるのはナンセンス。短期に滞在し、消費活動をするたくさんの外国人観光客を招くことが出来ればそれだけで日本の少子化・高齢化問題に対する答えになるというようなお話だった。

 

 

この本を読んだ頃には日本を訪れる外国人観光客は1000万人にも満たなかったけど、あれよあれよで昨年は2000万人を突破。街中で外国人観光客がいるのが当たり前になったし、「爆買い」だなんて言葉が大流行になった。

 

そんな日本を予言していたかのような本で、とても印象に残っている。

 

 

デービット・アトキンソン 新・所得倍増論

その著者が今度は日本の生産性の低さについて、提言をしている。

GDPは人口×生産性。

日本のGDPはアメリカ、中国に続いて、世界第3位。これまでの日本の経済発展は、日本人が勤勉だから、技術力が高いからと思っているだろうけど、何を根拠に言っているんだ?ただ戦後人口が急激に増えたから、それに合わせてGDPが増えただけで、人口が多いからってだけの話。中国なんて日本の10倍なんだから、あっさり抜いていっただろ??

この人口減少社会に日本はどうやって立ち向かっていくのか?

人口が減るなら、生産性を上げて、GDPを維持、上げていくしかないだろう。世界3位と浮かれているんじゃない、一人あたりに直したら日本の数値は低いんだぞ〜!(世界27位)

 

と、まぁそんな感じで耳の痛い話ばかりです。

けど、それは現実だと思います。自分自身、日本の生産性の低さは以前からとても気になっていました。

 

生産性の意義

海外に出かけるようになって、なぜ外国人観光客は長期間の旅行ができるのだろう?ってよく思っていました。一緒にプールで泳いだカナダ人のおばちゃんは2週間かけてアジアを回っているとか言っていたし、子連れで高級ホテルに滞在している家族などもよく見かけます、お金どこから出てくるんだ?

自分にはそれらがとても信じられないのと同時に、とても憧れていました。

 

そのときに気づいたのは、彼ら自身が働かなくても世の中が回るだけの生産性の高い社会が彼らの国では実現出来ているんだろうなってことです。全員が全員そうではないでしょうが、高福祉の国の維持なども生産性が高くなければ実現できないものだと思います。

日本人は有給も取らず、盆と正月に少し休むぐらいで、長時間労働のオンパレード。つい先日も長時間労働の末の自殺がテレビを騒がせていました。自分も時給換算するとアホらしい生活を送っており、どうやったら所得を増やせるのだろう?と日夜考え、悩んでおります。家族も増えますしね…。

 

どこの職場も同じような感じなんじゃないですか?本当に必要があるのか、書類ばっか一日中作っていたり、客がいようがいまいが時間になれば休憩。昔からってだけで、意味もない、理由もないことをやっているんじゃないのか???

 

経営者の責任

そんな中著者は、生産性の低さは経営者の責任だと述べています。

この言葉は自分の中で妙に腑に落ちるものが有りました。

こうすればいいのに、ああすればいいのにと自分自身で色々考えても、それを実行するるかどうかって段階になったときに、やってもやらなくても評価(所得UP)はされないのでは、やらないって答えになると思います。これが今の日本なんです、ん??自分だけ??

 

だったら、自分でやればいいのにってのが答えになるんでしょうね。何度考えても同じことが頭をよぎります。

 

ちょっと話がそれてしまいましたが、今の日本の閉塞感ってのがこの本でとてもクリアになったように思います。

まだまだこの先も生きていく以上、黄昏の国なんて嫌ですし、生まれてくる子供のためにも進歩し続けたいと思います。

 

 

労働者側に求められていること

経営者の責任について語る一方で、著者自身の経験を踏まえて、労働者についても責任を求める内容になっていました。ここもまた刺さるものがありました。

要求だけして、好き勝手やらせてじゃ、世の中回らないですよね。総論賛成・各論反対みたいなのも、問題があります。

 

精神論で片付けられない現実ばかりです。欲しい未来は自分たちで作っていかないとダメなんです。

 

 

評価

新・所得倍増論

☆☆☆☆☆

この本はオススメ、世の中が良くなりますように。

 

☆ルール

☆☆☆☆☆ もう一度読みたい

☆☆☆☆ オススメしたい

☆☆☆ 普通

☆☆ 最後まで一応見る

☆ 挫折