埼玉県さいたま市 ohajime’s blog

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【映画】LION ライオン 25年目のただいま

もうすぐ公開が終わっちゃいますが、少し前に見た映画の話。

gaga.ne.jp

見たのは「LION ライオン 25年目のただいま」。ライオンってなんだ?って思って映画を見ました。内容はざっくりいうと幼いころに養子に出された人が、自分の記憶を頼りにGoogle Mapを使って故郷を探し、生みの親に再会するって実話を描いた映画。Google Mapっていまどきですよね。あんだけ高解像度で世界中が見れるから、こんな奇跡を起こせたんだと思います。宣伝を見て面白そうだなぁーって興味を引かれ、浦和パルコへ見に行ったわけです。

 

それにしても養子が故郷を「探す」ってのもなんか変だなぁと思っていたのですが、ココが作品の肝でした。

 

 

<<以下ネタバレ注意!!>>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

LION ライオン 25年目のただいま

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実は5歳の頃に迷子になったんだよね、この人。日本では考えられないような劣悪な環境下で育っていて、それでも家族仲良く暮らしていた。ただ、ある日一つの過ちというか、偶然から全く知らない土地へ迷い込んでしまうんです。

場所は13億人もの人口を擁すインド。同じ国内なのに、少年の言葉が通じない…。自分の気持が伝わらない。優しくされた大人には騙されそうになったり、保護された施設も劣悪な環境で、一度は故郷へ帰ることを諦め、里親の元に引き取られる道を選ぶわけです。

5歳の子供でなくてもこんな過酷な環境とても信じられないのですが、目がくりっとした可愛らしい少年(サニー・パワール)がそれを熱演していて、見ていて切なさがメチャクチャこみ上げてきます。

 

日本ではあまり考えられないような話でしたが、間もなく我が家にも子供が生まれるわけで、元気いっぱい走り回って迷子になっちゃうことだって考えられるわけです。この子の親は戻ってくることを信じて25年も探し続けていました。そんな気持ちを想像するとなんだか心を締め付けられる思いです。

 

また、この子はオーストラリアの里親の元で育つわけですが、こういった制度の充実具合にも関心しました。海外では当たり前のように養子の話がありますが、日本ではあまり耳にしません。うちは不妊治療をしていたのでもし子供を授かることがなかったら、養子を受け入れるというのも一つの選択肢かなぁと漠然と考えたことがあります。生半可なことじゃないのかもしれませんが…。

離婚しちゃったけど、ブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリーなんかめちゃくちゃ養子育ててたし、施設で暮らすのが幸せか不幸せかわかりませんが、里親となって子供の可能性を広げる手伝いもとても重要なことではないかと思っています。

 

映画の子の場合は特殊だったとはいえ、家族の元へ帰り着いたのは本当に奇跡だと思うし、帰りを待ち続けた実の母親も、立派に育てた里親もとても立派な方だと思います。

 

ちなみに「ライオン」ってなんだって疑問は、最後まで見たら説明ありますので、ぜひ見てくださいね!