埼玉県さいたま市 ohajime’s blog

埼玉県さいたま市在住のohajimeが日常と近所の情報を書き連ねます

【マイホーム】家族ができるとマイホームが欲しくなる??「マイホーム価値革命」

今日は戸田・板橋の花火大会でしたね。7時過ぎ頃にバンバンと音が聞こえ、ずーっと向こうに花火がちょびっと見えていました。隅田川の花火大会は大雨でしたから、今日はいい天気で良かったですね。いつか子供を連れて花火を見にいくのかなぁ〜なんて想像していました。

それにしても今日は本当に一日中蒸し暑く、この夏初めてエアコンのスイッチを入れました。うちの家は普段エアコン使わないんです。カフェなんかに付けてある、シーリングファンがあるので、それで十分。ベッドの上にもつけてあるので、寝苦しいってことも余り感じません。やせ我慢してまでエアコン使わない!なんてことはないですが、今日は使ったほうがいいだろうって暑さでした。

 

 

あと1週間ほどで嫁と赤ちゃんが戻ってくることになりそうです。実家のお義父さんは寂しいみたいで、だいぶ抵抗していましたがその気持ちは分からなくもないです。

自分は家を空けていることが多いので、嫁と赤ちゃんが嫁の実家にいるのは合理的だからなぁと思うところがあります。なので、早く帰って来てほしいとは思いつつ、嫁の負担が増えるのが目に見えているので積極的に帰ってきてほしいといえませんでした。

負担をかけないように、少しでも減らせるように頑張ろうと思います。

 

あともう一つ。今住んでいる家での子育てについても考えるところがあり、キレが悪い原因となっています。一言で言うと子供のいる家族はなさそうなので…。

また周りで子供が生まれたのを機にマイホームって家庭が増えているのもあって、環境を変える必要性もあるのかなぁと思ってます。前も書いたかな??

自分はマイホーム否定派なのですが、周りがそういう雰囲気になればほしいって思う気持ちもわからないわけでもないので、マンションのチラシとかは気になります。ただ甲斐性がないので夢のまた夢ってのが現実…。情けない気もしますが、自分的には宝くじでも当たれば買うって感じのイメージです。

 

とはいえ子育て環境に適した住環境を構築すべきなのかなぁとはずっと考えていた時に、ちょっと気になった本があったので読んでみました。

 

マイホーム価値革命 

マイホーム価値革命 2022年、「不動産」の常識が変わる NHK出版新書
 

 

帯にも書いてありますが、「売る」から「貸す」へ。これが大きなテーマです。家は「資産」なのか「投資」なのか??家を購入する時に売ればいいと「投資」的な発言をよく耳にしますが、この本を読むとその言葉の危険性を理解できます。

 

そもそも自分としては実体験としてマイホーム購入に懐疑的なところがあります。それは自分の両親が立てた家について考えることがあるからです。

両親はローンを返すために働いていましたが、家族4人と祖父母の計6人で住むつもりで購入した家も、祖父母は街中は合わないとすぐに山の家に帰ってしまい、父も単身赴任で母と子どもたちの3人と猫4匹で暮らすような状態でした。父が単身赴任から帰ってきてしばらく後に自分も妹も高校卒業で家を出てしまい、家族で暮らしたのはたったの3年ぐらいだったと思います。

当然最初の計画に合わせて購入していますから、大きな家だけが残った状態で今は母が一人で暮らしています、猫も旅立ってしまったので…。両親には申し訳ないですけど、家が無かったほうが幸せだったんじゃないかなぁって思っています。

 

ただ母的にはご近所さんはみんな顔見知りで安心って感じらしいのですが、新興住宅地なので周りのご家庭も似たような問題を抱えており、どんどん高齢化が進んでいると思います。

 

残念ながらうちの実家は過疎の地方都市にあるので、将来的に売るにしろ買い手はつかないと思います。自分も妹も結婚しこちらに拠点を移していますから、田舎の実家はいずれ問題になるでしょう。空き家が増えているのは最近良く耳にすることですが、取り壊すのもお金かかるし、更地になると税金増えるし、いいことなんか何もないです。

 

人口減少と高齢化が進む現在、今の最適解が5年、10年後も最適だとはとても考えられません。ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に対応できるようにしておくことが大切なんじゃないかなぁと常々思っています。

 

この本の中でもライフスタイルの変化から、マイホームに対する価値の変化を捉えています。団塊の世代が郊外に家を持った時代から、共働き夫婦の通勤を意識した都心部での暮らし…。それに合わせて人口は動き、価値も当然変化しています。

団塊の世代自身も年を追うごとに、相続が発生する時期に差し掛かりつつあり、自分と同じような問題を抱え、家が市場にどんどん出るようになると思われます。

家は「資産」として捉えられていましたが、買い手も借り手もつかないような家は「資産」とはいえません。長期のローンだけが残る状態は考えられないです。

 

 

今の自分の環境は義理のご両親の近くに住んでいることもあり、マスオさんになったり、もしくは二世帯住宅を…みたいに思うこともありました。ただ、この本では2世帯住宅の弊害についても書かれており、中古市場では人気がないそうで思いもよらない事実にビックリしました。

 

というわけで自分としてはマイホームは宝くじが当たったらねってセリフをもうしばらく続けようと思います。僕にとっていちばん大事なのは家ではなく、家族ですから。