【映画】マリアンヌ スパイの悲しき恋
今年始めて嫁と映画館へ。妊婦の嫁もすっかり20週目突入です。だいぶお腹も出て、妊婦らしくなってきました。なんかたまにウニョウニョ動くそうです。
そんな妊婦と天気もいいし散歩がてら映画館まで歩きます。ブラブラ歩いたもんだから、着いたのは上映開始ギリギリ…。暗い中で自分たちの席を探していると、嫁の母に遭遇するというミラクルな一日でした。
最近はビデオを撮ったり、編集することはあっても、テレビや映画をゆっくり見たりすることはほとんどありませんでした。見たい映画が幾つかあったのですが、見逃しつつ、今日は嫁が映画に行きたいと言うので、久々に重い腰を上げたって感じです。結果的にはとてもいい休日でした。
マリアンヌ
ブラッド・ピットの新作が上映されていることは知っていたのですが、中身はあまりリサーチせず。第2次世界対戦の二重スパイの恋愛ストーリーってぐらいの印象で向かいました。正直タイトルすらウル覚えの状態…。さて面白かったのでしょうか??
<<以下ネタバレ注意!!>>
相手を信じ抜けるか
いきなり空からブラピが現れるのですが、場所はアフリカのモロッコでした。砂漠の中を歩くところから始まり、とても壮大なスケール感で、CG??って思いながら見ていました。
マリアンヌ(マリオン・コティヤール:映画TAXIでダニエルの彼女)はそのモロッコで一緒に働いた女スパイ。夫婦役だったのが、恋に落ちて結婚しちゃって、戦時中ながら子供も出来て幸せいっぱい。けど、幸せは長くは続かなかった…。って感じです。
ブラピでスパイっていうと、「Mr. & Mrs. スミス」って映画があります。正確にはスパイじゃないのかもしれないけど、自分の正体を偽っているところでは一緒。この作品がきっかけでアンジェリーナ・ジョリーと結婚したわけですが、残念ながら現在は破局。映画を見ながら感慨深いものがあるなぁと勝手に思っていました。
今作も同じように自分を偽るスパイなんだけど、そこに真実の愛があるのかってのが重要なキーワード。スパイ同士本当に分かり合えるのでしょうか?
マリアンヌも劇中で言っていたけど、仕事の失敗を招くのはパートナーとの肉体関係が悪いわけじゃなくて「感情」が原因であると。恋に落ちることの重要性を示唆していました。
マックスことブラッド・ピットは本当に好きで結婚しようとしたのでしょうが、マリアンヌは本当にそうだったのでしょうか。ある事件をきっかけにマックスはマリアンヌの気持ちを計り知れなくなるわけです。
残念ながらいくら嫁だからって相手の事・気持ちを100%理解することはできません。やはりそれがゆえに相手をとことん信じ抜く事しかないんだと思います。
マリアンヌが、そわそわしているマックスに浮気でもしているかと思ったと言っていたのも、逆に印象的でした。
ブラピは信じるマリアンヌのために一生懸命できることをします。ただ、マリアンヌの置かれた立場はシンプルがゆえに残酷でした。
最後は二人の愛が証明されたのですが、避けられない事実が妙に切なかったです。
評価
マリアンヌ
☆☆☆☆
巧みな心理描写で、本当に信じて良いのか?悪いのか?
信じたい気持ちとヤキモキする気持ちとが交差し、心が揺り動かされます。
途中爆発や銃撃シーンがあるので、胎教には良くないかも。
☆ルール
☆☆☆☆☆ もう一度見に行く
☆☆☆☆ オススメしたい
☆☆☆ 普通
☆☆ 最後まで一応見る
☆ 早く帰りたい